"私の裁判"

高等裁判所で裁判離婚したその後の人生(女ホームレス日記)

ホームレスのwifi

wifiのある場所はどこなのか。

 

ホームレスなのに、wifi探すなんて余裕のある証拠よね。

お金無いんだから、PCやスマホも売れば?

正直言えば、心の中で葛藤してる。

 

売ったところで、大したお金にはならない。

むしろ、今後PCやスマホを買うお金が無い事を考えると

唯一、社会と今繋がっているように思えてしまうんだ。

 

家が無いのに、プロバイダーやフレッツ光にお金を払い続けている私って

バカげてる。

さすがに、もう今月からは払えないんだけどね。

 

家の審査に通過して、仕事が見つかれば、また元の暮らしに戻れるって

それまでは、フレッツもプロバイダーも置いとこうって。

 

家の審査は、凄いね。

職場は、友人が開業医さんだからお願いして事務をしてる事にしてもらったけど、

そうよね、クレジットカードは限度額いっぱいまで使ってるわけで、

支払いがこれまでに何度か遅れた事はあったよね。

 

家をどうしても借りたかったから、

それまでは滞納は出来ないと思い、頑張って支払ってきたんだけどね。

 

残念だけど、家なし、仕事なしになってどん底まで向かっている。

 

この間の日曜日、

犬くんが、老犬でいつ死んでしまってもおかしくない状態になった事で

私は、改めて自身の無力さを感じた。

 

私から何もかも神様は奪ってしまうのか?

私が殺したようになって、私が一生苦しむように道を作っているのだろうか。

私は、いつ死んだって構わない。

 

犬くんともう少しだけ。

お願いです、私や娘のために本当のお母さんから離れて北海道から一人で飛行機に乗って京都まで来てくれた犬くんと、もう少しだけ一緒の時間を過ごさせてください。

 

もうすぐ14歳。

14年もあれから過ぎたのが信じられない。

 

娘と一緒に関空に到着する犬くんをお迎えに行ったんだ。

レンタカーを借りて、京都から関空まで。

もう嬉しくて嬉しくて。

娘が、生まれて初めての犬くんを抱っこした顔を思い出す。

 

「潰れてしまいそう、落としそう、どうやって抱っこしたらいいの?」って

聞いたのを思いだす。

 

あの時に、将来私がこんな状態になっているとわかっていたら、

我が家に迎えなかっただろう。

でも、彼は我が家の家族になってくれた。

 

私が辛い時、楽しい時、

娘が苦しんでいた時、笑っていた時、

3人で初めて外へお散歩へ行った時、娘の初めてで嬉しい顔になったけど、

犬くんが初めてのお散歩で、小さい時は座ったままおしっこをしていたのに、

外で見た他の犬が、足を上げておしっこをしているのを見て、

突然、その日から彼も真似して足をあげておしっこをするようになった。

 

可愛い、愛おしい。

そう思えるし、一生忘れない暖かい家族の団らんを、犬くんは作ってくれてる。

今も変わらない。

 

私が娘の家から出ていく時、あの子はわかっていて

こうしている今も、一人でお留守番してるんだなって思うと、苦しくなる。

今朝、お薬をあげて飲んでくれて思ったんだ。

お咳の回数がかなり減ってる。

 

気管支が少しは開いてるのかもしれない。

心臓はもう良くはならないけど、ひどくなるスピードを落とす事ができる事に

祈る他ない。

 

ママがホームレスになんかならなかったら。

あの子が辛い時に、ママは一緒にいてあげられたのに。

何一つ、犬くんは悪い事していないのに。

 

京都で暮らした時もいつも私や娘のあとを追いかけてくれて。

いつもそうだった。

私が本心を話せるのはいつだって犬くんだけだったし、今もそう。

 

東京に来る事になった時、初めての場所になかなか、マンションのお部屋に

入ろうとしなくて。

恐る恐る、、、入ろうとしたのよね。

 

京都の時のような緑は周囲になくて、最初に住んだ場所は静かと言えば

静かだったけれど、京都のような環境ではなくて。

それが7年前。 

 

東北の大震災があった時、犬くんは一人でお留守番をしていた。

私も娘も仕事へ行っていて。

電話も繋がらない状況だったけど、私と娘が1番に思い浮かべたのは、

犬くんがTVの下敷きにでもなっていないか?と。

 

とにかく、まだ土地勘の無い二人だったけど

歩いて必死で帰った。

 

最初に住んだマンションは、新築で低層だった。
ラッキーな事に相当な揺れだったにも関わらず、物がいっぱい落ちる事もなく

TVも落ちて無かった。

 

私よりも娘のほうが先に家に何とか到着して、犬くんを見ていつもどおりに

出迎えに来たよって。

私が後から到着して、それを聞いた時にも思った。

 

この子は生まれて初めての大地震の経験だったのに、

しっかり一人でおうちの中で頑張ったんだなって。

私や娘を100%信じてくれてる。

 

きっと戻って来てくれるって思ったと思う。

 

ママ、なんでホームレスになんかなっちゃたんだろうね。

あの時、放射能のことを考えて京都へ戻るか、都内でこのまま暮らすのか?

ママの判断ミスだ。

京都へ戻っていたら違う人生になっていたに違いない。

 

私が残ると決めたせいで、娘も京都へ戻らなかった。勿論犬くんも。

今に至るまでに、京都へ戻るべきだった。

京都に、家や仕事があるわけじゃないけど。

 

冒険心を出した私の判断ミス。

人生の全てが私の間違い、家族を幸せに出来ていない。

私のせいで、2人を苦しめることばっかりになってしまった。

 

本当に本当にごめんね。