"私の裁判"

高等裁判所で裁判離婚したその後の人生(女ホームレス日記)

長かった

"法テラス"という言葉を聞いた事のある人。

もしくは、行った事のある人。

もしくは、利用した事のある人。


いったいどのくらいの日本人がここを利用しているのか。


いったいどのくらいの日本人がこの名前や存在を知っているのか。



もしも、私が裁判離婚をしていなかったら一生この名前を耳にする事も目にする事も、利用する事も無かったかもしれない。


できれば、この名前を耳にし目にし利用などしない方がいいだろう。


そして、私もそうしたかった。


20年前。


私が裁判の為に依頼した弁護士さんへの費用は、"法テラス"から"法律扶助"というものを申し込み審査を通過し立て替えてもらう事が出来た。


高額な費用を子供を育てながら自分の収入だけで支払う事は難しく、分割にしてもらって毎月少しずつ支払って完済した。



いまの時代は、もしくは自治体による?ものなのかの詳細は不明だけれど、

私が今日申し込んできた法テラスでの"費用"立替の申し込みは、全て弁護士が代理でしてくれ、審査の為に大勢の人に囲まれて

なぜこの裁判が必要か、なぜ離婚したいのか、なぜ支払いが出来ないのか、10人くらいの人に囲まれて審査が行われたのが20年前。



今(東京)は、そういうのが無いそうだ。


審査に通過すれば、費用を立替してくれて弁護士に自己破産の全ての依頼を出来る。

全てと言っても、用意しなくてはいけないものは私がして、今日渡せるものは渡してきた。



私にとっては、長い長い1日で消えて今すぐ無くなってしまいたいと何度も何度も思った日だった。


涙がどこからこんなに出てくるのか?と思う程の量が出ていたように思う。



1番最後に、精神科の私が唯一東京へ来て信頼出来た医師で、その女性医師に会えた時はすでに夕方の16:30。



予約が14:30だったのにもかかわらず、その医師は気持ちよく診察のために会ってくれた。


そして、今日あったこと感じたこと思ったことを全て話した。


本当に本当に全てのことに疲れてしまいましたと伝えた。



女性医師は、私が普段使わない沿線から病院まで来る前に、間違って乗った電車が目的地を通過してしまったことを話したら、

"あーそれは私もよくあるあるですよ!"って暖かく私の背中をさすってくれた。


"本当、今日はいろんな事があった1日で良く頑張れたと思います!凄かったと心からそう思いますよ!"って可愛らしい優しい声で
言って下さった。

"世の中には、いい人もいたり心良く無いひどい事を言う人もいますね。でも、●●さん(私)は凄く頑張ってきた人なんですよ"って

テキストや医大で勉強してきたような言葉では無い自分の言葉で言って下さった。


まだ若い若い可愛らしい先生。


私がいつ死んでも構わないと思っている心に対して、"いてくださいよ"と言って下さった。


確かに、他人だし無責任に言葉では何とでも言えるのかもしれない。

だけど、私はあの女性の医師の言葉や態度は、彼女自身の心から純粋に言って下さってると感じるのだ。


正直言うと、ちゃんと先生の顔を覚えられない。


こんなに信頼できる医師なのに。


そのくせ、殺したい程、人として憎んでる人の顔を忘れる事が出来ない。


私と娘の仲がさらに悪化するような事を言っておきながら、おしりをプンプンふりながら、
マツエクも取れそうなくらいの福祉の髪ばっかり気にしてる女。

あの女の顔を忘れたくても忘れられない所に、座っていた。


何と、支所から、区役所の総合区役所に移動で来ていたのだ。


向こうは、私を覚えているに違いない。

だけど、覚えていないふり。見なかったふりをして平気な顔をして前を通過した。

2度も。


相変わらず香水が臭い、12時きっかりに休憩になり13:00少し前にはトイレへ向かいメイクを直して席へ戻ってきた。


その間、私は何をしていたか??


区役所の待合の多くの人が通る席で心が壊れそうになりながら、待っていたのだ。



今日、診察で人としても医師としても信頼の出来るあの人の言葉を頭に置いて今日は寝よう。


薬の力を借りてでも寝よう。


と、言っても薬が効かないんだけどね。


いいんだ。それで。それがあの女性医師の選択であればそれは信頼できるから。


明日は、とてもじゃないけどフラフラなんだけど日雇いの仕事へ行く事にした。


早朝から頑張ったとしても数千円にしかならない。

だけど、もう財布にはお昼のご飯を買うお金もない。


手持ちのペットボトルに、今日病院へ行った帰りに院外処方の薬局で紙コップで飲む用のお水を

入れてきた。

これで明日の朝までのお水には困らない。


明日、早朝起きて日雇いバイトへどうかきちんと行けますように。


交通費を使ってまで行くのだ。

仕事というよりも、私の3食代くらいにはなればいいな。


"日雇い"という時間は、いつか私の記憶から消えてしまうかもしれない。


だから、ここに書き残しておきたい。

私には、最悪な事を経験させる神様と、優しい言葉をかけて汚い私の肩や背中をさすってくれる女性医師に今日は会えるようにして下さった神様が

どうやら付いてるみたい。


犬くんが、昨日の夜からお咳がひどくて心配。

彼がいつ最期を迎える事になるのか?わからないけど、一緒にいられる時間は一緒にいたいね。


今日、少し考えたんだ。


私は、彼の最期を看取りたい。そう思ってきたけれど、

私が彼が天国へいつかやって来るのを、先に行って待つという方法もあるのかなって。