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"私の裁判"

高等裁判所で裁判離婚した女のその後の人生

弁護士という職業

「弁護士」という職業の人には性格が事件を大きく左右する事と、依頼人の人生も大きく変えます。


六法全書」を丸暗記していても、日常の一般市民の痛みや苦しみのわからない人にはどれだけ年齢を過ごしていても

人の痛みは理解出来ないみたいです。



私が自己破産をしなくてはいけない為に、色々用意しなくてはいけない書類が出てきました。

その中で「住民票」を取るお金が無いと申し出た私に、

生活保護」も「簡易宿泊所」も皆んなの税金で賄っているのだから、それくらい何とかして下さい!と強く言われた事があった。


全て書類が揃った時点で事務所まで来て下さいと。


私が歩いてる場所からその弁護士の事務所まで歩いていけない事は無いが、まだ1月2月はとても寒い時期で

歩ける距離では無かった。


むしろ、その女性弁護士がその言葉を言ったおかげで、依頼せずに済んだ。



二番目に依頼を正式にお願いした女性弁護士は、

六法全書に書かれてある事以外は一切出来ません。」

「法律に関係ある事だけしか出来ません!」と、はっきり言うタイプだった。



ただ、問題は依頼人が困っていてアドバイスが欲しい時に的確なアドバイスがもらえない事と

「わからない」と答える事がやたら多く、私の不安がさらに大きな不安になって過呼吸で苦しくなってしまった。

その日のうちに、解任通知を送る事になったが、「法テラス」のあまりにも遅い処理と無責任な誤案内の為に

今日になるまで、何ら進んでいなかったのだ。


なぜ私がその女性弁護士を解任しようと思ったのかを伝えたにも関わらず、私はただじっと待っていた時間を返してほしいと

心からそう思う。

私のお金では買えない娘の幼い頃の写真や、通知簿、書いてくれた絵、私にとっては大事なものを失わずに済んだかもしれない

ランクルームの中身をあと2日で失うかもしれないのだ。


たった6万円程が払えないが為に。

悲しい。本当に悲しい。


6万円は大きなお金だ。

そう、このお金をどうやっても今すぐに作れない私は心から情けない気持ちでいっぱいだ。


今日食べるものにも困っている人間もいれば、6万円など1度の食事代で支払う人間もいるなんて狂ってる。


私も、昔はそうだったと思う。



1着6万くらいする服を買った事もあったと思う。

6万円というお金の大きさ、ありがたみ、働いて捻出するにはどれだけ大変なのかの心の悔い改め、

20代や30代の時は、6万円を働いて捻出する事はいとも簡単だった。


50代になると、この日本では仕事も家を借りるのも、どれだけ大変なのか?夫や妻のいる人、親戚のある人にとっては

簡単な事も、単身で親戚もなく、職も無い50代。

さらには病気で通院中。

家なんか借りれない。

毎日通勤する職につくには現実的に、お風呂へ入ったり服を着替えられる家やスペースは必要になってくる。



障害者手帳を落とした時に、都営地下鉄に無料で乗れる券が更新出来ず地下鉄に乗れなくなった。

これも、何度も頭を下げてお願いしたが、都営は「障害者手帳」が出来てからもう一度来てと言った。


「あんたそれでも人か!!」


心の中で大声で叫んだ。


「都営」


東京都とはこういう所です。




病気になり職を失い家を失い、ホームレスになってしまったら、あらかじめ「区」を選ぶ他ないのです!

こんな意味不明な街です。


犯罪が多い「区」や不便な「区」がある事そのものが、申し訳ない気もしますが病気のある私にとって

そこへ縁もゆかりもない場所へ行き、生活保護の申請をする事は不本意でしかありません。


「死ねば?」と顔がしっかりと物語っている人達と、必死で生活保護の話をし、簡易宿泊所の話をしなくてはいけないのです。


えぇ、一人になったら死んでしまいたいですとも!!


私一人がいなくなっても、誰も困りませんから。

弁護士は、以前お世話になった人に今後は相談していこうと思っていますが、その弁護士ですら

不安でいっぱいです。


もうバックするより、前へ歩みたい。


自己破産の手続きは正直、弁護士にとってお小遣いにもならないような金額なので積極的にはやりたくないと思います。

法律扶助を受けるとすれば、何がなんでも生活保護を受給していなくては生活を再建する事は元の木阿弥になってしまうでしょう。


自分が食べて生きられるだけの生活があれば、借金が増える事もなく人生をリセット出来る可能性にかけたいと

そう純粋に考えてる。


甘えてると言われてしまうでしょう。お金にだらしない人間だと。


ギャンブルをしたわけでもお酒を飲んだわけでも、ブランド品を買いまくったわけでも無いのに出来てきた借金です。

弁護士という職業の人であれば、私という人間を生かすも殺すも簡単でしょう。


私が離婚をする時にお世話になった女性弁護士は、当時はまだ法律に無かった「DV法」を自分の力で調べ、資料を作成し

DVがどれだけの犯罪に匹敵するのかを裁判で戦ってくれました。

それこそが、人を助けるという事だと思います。

当然ですが、
一生、私はその女性弁護士さんに助けてもらった事を忘れはしません。