"私の裁判"

高等裁判所で裁判離婚したその後の人生(女ホームレス日記)

母娘犬

私にとって人間の家族は、娘だけだ。

そして、犬くんは犬に産まれたけれど私の大事な家族だ。


3人家族になって14年。


こんなに悲しい想いをして日々を過ごす日がくるなんて想像もしていなかった。


今は、辛いけどいつか娘が大人になって、犬くんが大人になって、

私は、いくつかおばさんになっているだろうけど、どこのママよりも若くキレイに年を取ろうと思っていた。



友人のおかげで、私は命乞いをした。

そして、友人と娘、そして私の3人で会ってルールを決めたのはほんの数日前。


もう何年も過ぎたようにも感じるけど。


娘と母親の距離感や関係って難しい。



両親が揃っていても難しい。


それでも、私はどこの母親にも負けない程の愛情で彼女を守ろうと思って育てたつもり。


だけど、どこかで歯車が狂ったんだね。


私はきっと世界一、駄目な母親だったんだね



犬くんの心臓は、頑張ってる。

生きようとして彼は頑張ってる。


抱っこすると、私の手や耳に犬くんの心臓の音がしっかりと伝わってくるんだ。



カプセルホテルや、公園で寝泊まりをしていた時間、

ずっと犬くんの事ばかりを考えていた。


救急車で運ばれた時も、犬くんの事を救急隊に話したとあとで聞いた。


娘は悪くないと救急隊の人に言ったそうだ。



どれも、私の心の中にある本音。


警察署に一晩いた時も。


娘に注意をしに行くと言った警察官にも「娘は悪くない」と言った。



悪いのは、全て私だ。


彼女は、私の居候に友人の提案と決めたルールで、納得して私を入れたものの、

生活をするにあたり、私が息をしただけでイライラしているのが伝わってくる。


そして、そういう自分(娘)に葛藤してるんだ。


何で、自分はこんな娘なのか、彼女自身が苦しんでる。


私がこんな母親だからいいんだよ。あなたがイライラしたり

何かをどうしても忘れられなくて、私を恨んでいるなら、それは恨んでいいんだ。


自分をどうか責めないでほしい。



あと約1ヶ月。

私はここから出て行くから。


そして、もう二度と同じ屋根の下で暮らす事は無いと誓うよ。



私が落ち着いたら、戸籍の問題も考えようと思ってる。


彼女の戸籍から、私を抹消してしまう何か方法は無いのか?考えるだけじゃなくて、

知り得た事があったら、全て実行しようと思ってる。




私は犬くんがそんなに遠くない将来、天国へ行く時を見送ると誓って今日まできた。


どうしても、それだけはさせてくれないかな。そう思ってるんだ。


たったひとりの身内である娘は、私の存在をこんなにも苦しく、重く感じているのだ。


母親はね、子供を守るんだよ。

母親だから、子供の為なら世界中を敵にまわしても、怖いものなんて無いんだ。


こんなしっかりしていない母親だけど、

あなたをお腹の中に恵まれたと知った1990年11月5日。


あの時の感動を忘れた事は1度も無いよ。


あなたのお誕生日を、楽しみに待って待って。


そして、産まれてきてくれた事を心から感謝して感動をママに送ってくれたね。


数え切れない程の、感動をママに与えてくれた大事な大事な娘。



ママの苦しみなんか、

あなたが今感じてる苦しみや葛藤の重さに比べたら、どうでもいいような苦しみに思う。


本当にごめんね。


こんな母親で本当に本当にごめんね。


犬くんは、頑張ってる。娘であるあなたも頑張ってる。


いけないのは、100%ママだよね。


ママは、これまであなたのパパを憎んで生きてきてしまったね。

もしかすると、あのまま殴り続けていたら、飽きて今頃はごく平凡な家庭だったのかもしれない。


ママが我慢してしっかりしていたら、こんな想いをさせなかったのかもしれない。


今はね、たったひとりの家族である娘を苦しめている事、それが蹴られたり殴られたりする事よりも悲しいと思う。



たったひとりの家族の為に、頑張ってきたのは娘であるあなただったね。


ママは、何もできなかったのかもしれない。


何ができるだろう?

もし、このまま生きるとしたら、何ができるだろうか??



生きてさえいればと思ったのは、大きな間違いだったね。


犬くんに再会出来て、とにかく毎日一緒にいられるようになった。

彼を最期がくるその時まで観ていてあげたい。

どのくらい彼には時間が残っているかなんて、今は考えたくないんだ。ごめんね。


ママができる事なんかしれてるってわかってる。


犬くんと最期まで一緒にいたいと思っているのは、私。私のエゴだね。


犬くんがそれを望んでるのかどうか。

犬くんは、娘と私の二人が笑って話をしている事が、空気が、音が、大好きで安心するんだ。

もう、それは叶わないんだね。


私がした同じ後悔を、これからの娘の人生で味わってほしいとは思わない。


幸せになってもらいたい。


ママと一緒にいなくてはいけないとか、そんな事を思わないで?


ママのお世話をしようなんて思う必要も無いんだ。



犬くんは、あなたの事も大好きなんだよ。だから悲しいけど最期が訪れたら2人で天国へ送ってあげよう?


ママの事をママと呼びたくないなら、それも構わない。

母親だと認めたくないのであれば、認めてもらえなくていいんだ。


二度と会いたくないと思うなら、叶えてあげたい。 


バカな親だと笑われても、構わない。

二人で暮らすと決めた時、ママは何があってもあなたを守ろうと誓ったのだから。


守る事が出来ていなかったんだね。


自分が空を飛ぶ事を想像してしまう事が多くなってる。

だけど、それは娘であるあなたに1番迷惑がかかるという事をまだ頭で判断できてる。


もう、あなたが好きだったものを作ってあげる事も、一緒に美味しいものを食べにいく事も

無いかもしれない。

そう思っておけば、悲しい寂しい気持ちは少しは減るのかな。


何をやっても、何を言葉にしても、私の頭の悪さが、大事な娘を悲しませてしまう。苦しめてしまう。


明日になったら、頭の良い母親に変身していないかな。

犬くん、愛してる。大好きだよ。そして、ごめんね。

娘へ。 愛してる。大事に思ってる。そして、ごめんね。

あと少し。あと少しだけ、ここにいさせてね。ごめんね。

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