"私の裁判"

高等裁判所で裁判離婚したその後の人生(女ホームレスから自己破産→人生再生中←今ココ)

ゲストハウスやカプセルホテル

ゲストハウス(カプセルホテル)の72時間密着をNHKが取り上げて番組にしていた。


ほんの3ヶ月程前までは路上とあのカプセルホテル(ゲストハウス)が私の雨風しのぐ場所だった。


放送の番組ディレクターは、綺麗に編集していたと思う。



個々の事情は、100%事実を聴き取れないのが現状だったと思う。


偶然、終電を逃したサラリーマンとかなら別だっただろうけど。



家があって、カプセルホテル(ゲストハウス)に泊まるのと、

帰る場所がなくて、行き場所の無い人間が泊まっているのとでは訳が違う。


中には、

独り身でアパートで暮らしていても「もし中で私が倒れていても誰も気づかない」と言った女性がいた。


痛い程、気持ちがわかる。



今の居場所へ移り住んでから、初めてカプセルホテルの中で撮った写真を私も観てみたんだ。


恐ろしいほど狭い。

私は、大きな荷物に全てを詰め込んでいた。

それを毎晩大人が1人寝るだけでいっぱいになる場所に入れて、足を折りたたんで寝ていたのだ。

貴重品を持っていちいちトイレ、シャワーへ。


番組の中では、

こういう「気楽さが適度に良い」と言った人が数人いた。


上で誰かが眠ってる。

音が頭の上でする。

あぁ、寝たんだなとかわかる。

そういう音が居心地が良いと。



私は、この先、自分の人生はどうなっていくのだろうかと毎晩辛かった。

気楽だなんて1度も思った事が無かった。


周囲に他人が眠っている音が聞こえてくる。

私はいびきをかいて迷惑をかけていないだろうか?

はぎしりは?寝言は?


熟睡出来た事も無かった。


ただ、寒い、暑い、雨、雷、変な人、そういうものから守られている事に

幸せだと思えた。


ゲストハウスで他人と出会う。

きっと普通のホテルなら出会わなかっただろうし、会話をしなかったであろう人と。


TVで放送していたゲストハウスは、カプセルホテルの現代バージョンタイプなので、

私が泊まっていたところに近かったように思う。


でも、決して楽しい場所では無い。

帰る場所がなく、24時間滞在出来ず、働くにしても、荷物があって大変。


私は確かに荷物を預かってもらえるカプセルホテルだったので、数時間の派遣バイトなら出来た。


でも、誰かが待っていてくれるわけでは無い。

仕事で、「おかえりなさい」と言っているとわかっていても

唯一その言葉を言ってくれる人達だった。


静かに。

出来る限り物音をたてないように、狭い空間にじっとしていた。

パソコンのタイプの音が響いてしまうので、

ゆっくりゆっくりタイプしていたのを思い出す。


ペチペチという音があんなに大きいと感じた事が無かった時間だった。


ゲストハウスだろうと、カプセルホテルだろうと、そこがおしゃれな空間だろうと、

海外の人とも交流が出来る場所だろうと、孤独な気持ちが消えるわけじゃない。

多くの事を考える時間にはなったけれど。



一泊3000円程払って、30日暮せば安いワンルームマンションの家賃並になる。

シャワーやトイレがあって電気もネットもあるわけだから、

光熱費などは必要が無い事を思えば、孤独死するより良いのかも?

いぇ、あんなに孤独な気持ちになった事はありません。


今の居場所には、犬くんがいてくれて、荷物を持ち歩く事も無い。

雨も、寒い日も、暑い日も、自分の居場所が出来た。

私がもしゲストハウスをコーディネートするなら、

私の経験をフルに活かしたゲストハウスを作る。